恩師でもある伝説的なアメリカのテューバ奏者
ハーヴィー・フィリップス氏に捧げるため
元札幌交響楽団首席テューバ奏者香川千楯氏が
保科 洋氏に委嘱し1987年5月2日に,札幌でフィリップ氏
(独奏テューバ)と札幌吹奏楽団により世界初演された
「Concertino for Solo Tuba
and Winds - H.Hoshina」
の楽譜がジャパンテューバセンターから出版されました.
従来の外国人作曲家とは趣を異にする情感に富む音楽的に
質の高い独奏曲で,音の動きはそれほど早くはなく前衛的な
動きはありませんが,フィリップス氏(通常CC-Tubaで演奏)が
演奏することを想定し幅広い音域(GG-f1)で書かれているため,
上級テューバ奏者の曲といえます.
この作品の陰影に富む美しい内面的な独奏テューバのメロディー
と,繊細さを要求される吹奏楽との組み合わせは見事で,
これから大勢の国際的テューバ奏者の演奏会で
取り上げられるでしょう.
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